地方都市の郊外に立地するこの家は、豊かな自然を背景に自然との共存を感じながら家族が癒され、リフレッシュできる家が求められたものです。
そこで、小住宅であっても機能的で快適に暮らることができると同時に、都会では味わえない平面的開放性のある家とすべく平屋として計画、オープンな空間づくりとしました。
<外観>
この写真は、建物完成後20年以上が過ぎた2016年の写真です
<平面図>
南に遠く富士山を望む傾斜地にあることから、全室を南に面するように配置。
居間の前には各室をつなぐ大きなテラスを設けました。
<玄関ポーチ>
深い軒がかかる広めのポーチです
<リビング、ダイニング、キッチン>
キッチンから食卓、居間、和室1を望む:手前のキッチンは、
水に強い栗の木の中に特注のシンクをはめ込みました。
食卓は、座った時にキッチンに立つ人と目線の高さが同じになります。
掘りごたつ状にした縦長の畳と無垢板の大テーブルが、この家の中心です。
和室側より居間、食卓、キッチンを望む:平屋でありながらも
居間の天井は約3.5m。縦長のゆったりした空間です。
冬の夜は薪の暖炉の前に家族が集まります。
暖炉:シンプルなデザインの薪の暖炉。メトスカミン暖炉です。
<外観>
南側外観:杉板張りの外壁とヒバ材のテラス
(竣工当初は寂しかった前庭も、今は最上段の写真のように緑でいっぱいです)
富士山を望む南テラス:天気のよい日には、食卓テーブルを置いたり、
布団を干したり、利用価値の高いテラスです。
工事費
建築本体 1500万円(57.2万円/坪)
外構 50万円
外部仕上
屋根:アスファルトシングル葺き
外壁:杉下見板張りの上、キシラデコール塗り
開口部:木製建具、キシラデコール塗り
テラス:ヒバ、キシラデコール塗り
内部仕上
居間・厨房
床:ならフローリング
壁:PB リシン仕上げ
天井:なら練付合板、クリヤラッカー塗り
和室1・2
床:畳敷き
壁:PB リシン仕上げ
天井:なら練付合板、クリヤラッカー塗り
各所カウンター
なら及び栗、無垢板 t:40
暖炉
メトスカミン、フリースタンディングタイプ